第七回心霊廃墟OFF(福井廃村、廃校) ルビコン河で待つ 第四話

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前回、最後に廃神社に入ったと筆者は記述したが、
実はまだ、続きがある。


小川の向こうの廃屋である。
橋は潰れており、木の棒が3本だけ掛かっている状態である。
あそこに入った人間は数少ないであろう…

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さて、ここで歴史的名言を紹介しよう。

「ここを渡れば人間世界の悲惨、
渡らなければわが破滅。
進もう! 神々の待つところへ! 
我々を侮辱した敵の待つところへ! 
賽は投げられた!」


そう、シーザー大帝曰く, ルビコン河を渡る時が来たのだ。

そして奮起したローマ兵のごとく、
勇敢なる兵(つわもの)が橋に足をかけ始めたのである。

しかし………


「た、隊長!!ダメであります。木がグラグラするであります。」
殿をつけんか!!隊長殿と呼べ!!このバカモノ!!
ええい、気合いがたりんのじゃ!!すり足でゆけぇい!!ゆけぇい!!

「隊長殿!!偵察隊、戦況報告します!!」
なんだ!!くだらん報告なら軍法会議モノだぞ!!!

「あちらの木材に腐食発見。これはあきらかに敵の罠であります!!」
ばかもん!!!虎穴に入らずんば虎子を得ずというだろうが!!
貴様ら雑兵が死を恐れてどうする!!気合じゃあ!!ゆけぇい!!!

「隊長殿!!」
こんどはなんだぁ!!!

「この木はただ上に乗っているだけではないでしょうか…?
とても橋には見えません…我々の体重を支えきれるとは…」
この臆病モノめ!!!!銃殺じゃ!!そこになおれぃ!!!

ええい、猿でさえ, 畜生の分際でありながら、
高いところの物を採るのに道具を使っておるではないか!!!
キサマらは畜生以下かっ!!
橋がなければ、かければよいではないかっ!!
工作兵!!後ろにある扉を使い橋をかけい!!!

「はっ!!了解であります!!」

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えっさ、ほいさ・・・・

「た、隊長殿!!このトビラくさっております!!!」
「このまま足をのせますと、重力の法則にしたがって墜落必至であります!!」

え、ええい!!!バカモン!!
話にならん!!!このワシがお手本をみせてやる!!

右足からゆくんじゃあああ!!
みよ!真ん中までもう行ったではないか…



…さて、賢明なUG3はご存知であろうがあえて説明しよう。
今回のケースは支点・力点・作用点で示すことができる。 
まず、岸に置いている木材の両端が支点であり
力点と作用点は同一の場、つまり隊長のいるところに存在する。
その条件下、支点に均一に最も効果的に荷重をかける場所とは…
ご想像通りであろう、真ん中である。
この隊長なる人物が真ん中近くに言った時点で、
この法則が示す通り、木材はたわわみ、
いざ折れんとしているのである。


それに気づいた隊長は今までの勇ましさはどこへやら

「えー、ルビコン河?いやいや、三途リバーだわ、これ。
うん撤退だな。撤退じゃああああああああ!!!!」


…彼の消息は入っていないが、この事例が示す通り
賢明な観察の出来ない司令官のいる軍は悲惨である。
インパール作戦しかり、ブラック企業の精神論しかり。

全くもって、話にならん。

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そう、これは、負け戦。悲しい出来事であった。
だが、またいつか、ここに来る日があるだろう。

それは夏であって欲しい。

そして、その日は晴れであって欲しい。

そんな夏の晴れた日にズボンをめくりあげ、
俺たちが笑顔でルビコン河を渡る日が来ますように。


それが俺の希望だ。
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2014-05-26 00:09 : 第7凸レポート(福井の廃村、廃校) : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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