バイクツアー、くじら合戦を語る。(和歌山)

ポカポカ陽気の中、高速を走ると、あたたかい風が頬をなぜる。

バイクの醍醐味としかいいようがないこの疾走感を感じれば
誰もがアクセルを自然と回し続けるのではないでしょうか?
私どもは「すべての車を地平線に」を合言葉にイージー・ライダーを
気取っておりましたことを白状せねばなりません。

しかしながら、岸和田を過ぎたあたりから様子が変わり始めました。
とてつもない横風が私どもを煽り始めたのでございます。

こうなるとバイクほど話にならん乗り物はございません。
先程までの勇ましさはどこへやら、
ふらふらと蛇行運転を繰り返す私どもの姿。
それは、さながら年老いた御仁の運転する自転車のようでありました。

「やべぇ、死ぬぞこれ。。。」
「つーか、なにがあたたかい風だ!!死ね死ね死んでしまえ!!!」

この神の仕打ちに悪態をつきながらも、
突風に煽られる続ける私どもは
ドン亀扱いをしておりました軽自動車にすら煽られながらも
低速走行を続けたものでございます。

そう、おそらくは約40-50kmに落ちていたことでしょう。
それまでかなり高速巡航していたために、感覚は狂い、
最悪飛び降りても大丈夫じゃねぇの?と錯覚しておりました。
まぁ、それしたら、多分死にますが。

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そして長い旅路の果て、ついた先は那智勝浦でございます。
世界遺産でもあります、那智大社へお邪魔したところ、
滝に行くのにやれお金、三重塔に登るのにやれお金、
長生きできるという小滝からちょろちょろ落ちる長命水なる水を飲むのにやれお金と
行く先先でお財布を出さねばなりませんでした。

「なにが世界遺産だwww坊主どもは庫裏の裏で金勘定しながら寿司でもとってるぜwww」
友人は、そう言い放ち、見張りのババァが後ろを向いてる隙に
長命水を手ですくい上げ、ベチャベチャ飲み干したのでございます。

この嘆かわしい友人のざまを見て、
「おまいのような子は、そんなん飲まんでも長生きするおwww」
と吐き捨ててやると同時に、
ここの神はすでに死んでおるな、と確信したのでございます。

その後、ホテルへ向かったのですが、さすがは25K¥のホテルでございます。
私どもはマグロ、伊勢エビ、絵に書いたような懐石料理に舌を踊らせました。
その後、デザートを持ってきた仲居が
「今からフロントでマグロのかぶと焼きを行います。ぜひお越しください」と、
のたまった瞬間、テレビは空気を読み映像を変えました。
アングロサクソンがマグロにケチをつける映像なのです。
その映像を見て、私どもも苦笑したものでございます。

そしてその映像を嘲笑うがごとく、
「なにが持続可能な水産資源じゃあwww」と
巨大なマグロのカシラを食らうその姿は、
アングロサクソンにとって、
まさに悪魔そのものの姿であったことでしょう。

しかし、我々は贅を尽くし、気分はすでにお大尽でございます。
なにも気にならないのでございます。
ってか、グリーンピースごときに邪魔されてたまるかよwwww




夜が明け、太地町へ向かいました。
ここは鯨殺し、イルカ殺しで有名な土地でございます。
最近では、アカデミー賞を受けた「ザ・コーヴ」で脚光をあび
アングロサクソンにとっては呪われた町ともいえる場所でございます。

そんな場所で、くじら博物館に向かい、可愛いくじらやイルカのショーを見学致しました。
イルカたちの演技に「きゃー、かわいいwww」など歓声が聞こえてまいります。
でも、お嬢様方の今日の食事はクジラです。話になりません。

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        ↓
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「題名:かわいさのウラで。」


しかし、我々も負けてはいません。
颯爽と外の食堂に向かうと、クジラ丼なる話にならん食べものをがございました。
そして、そのくじら料理を目前にすれば、美味しんぼのあの名シーンが
お互いの脳裏に流れ始めることは自明の理でございましょう。

さあ、やってやりましょうかwwww

【シュチュエーション】
捕鯨反対派のジェフを京都に誘い、クジラを食わせるシーン。

「WAO!!オイシイ!!コレハ何の肉デスカ!!?」
そういってクジラをかっ込むジェフに
山岡は冷たく言い放ちます。

「…ジェフ。それはクジラだ。」

もちろん切れるジェフ。つーか、茶番です。わかるだろ、そんなの。
「山岡サァン!!コンナモノを食ベサセルナンテ、ボクはアナタを見損ナイマシタァ!!」

山岡はさらに冷たく言い放ちます。
「こんなもの?ジェフ。俺たち人間は、命有る物を食べなければ生きて行けない、罪深い存在なんだぜ。」

黙り込むジェフ
「オゥ…」

そして京極さんが一言。
「うむ、仏教ではそれを業というんや。」
いや、ここで仏教??

このトークを真に迫ってやっていると
なぜか、横に座ってた女子が吹き出していました。


そんな崇高な議論を交わした後、
私どもは離れ島にわたり、
秘境に近い温泉につかり、疲れをいやしました。

そして、そのまま帰路ついたのでございます。


刻は夕暮れ時を告げておりました。

廃墟まみれの紀州道を進みますと、
早咲きの桜が少し強めの風に散らされ、
海岸沿いの道をピンク色に染めております。

その桜をまき散らしながら、
黄砂で霞がかった太平洋の向こうに見えましたのは
すべてを燃やしながら、
海に溶けて行く太陽の姿でございました。
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2014-05-24 18:25 : ■バイク : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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