第十四回心霊廃墟OFF(広島編) 下巻

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ふむ、そうじゃの。あの日はよう晴れておった。
他の連中が一目散に小動物を追いかけている中、
ワシらは、波止場でムシャムシャと弁当を食べておった。

ワシらは小動物を蹴散らしながら、毒ガス資料館に向かったんじゃ。

なぜ、そんなとこにじゃと?
小僧はほんに若い。
歴史を知り、朽ち果てた世界を眺めてみれば、
過去と現在が地続きであることを肌で感じることができるんじゃよ。
賢者とは歴史から学ぶものなんじゃよ。

では、この島の成り立ちでもを語ろうかの。
明治政府が成り立った時、まず国家100年の計として行った事業はなにか。
わかるか、小僧。
答えは国防じゃ。まぁ外国にびびっておったんじゃの。
江戸幕府に至ってはあんまりビビりすぎて、黒船来航からたった15年で国ごとひっくり返ったんじゃが、
その時もやれお台場じゃ、西宮じゃと至る所に砲台を作っての。
その思想は明治政府にも病的なまでに引き継がれての、
狂ったように太平洋方面の孤島という孤島に砲台を作ったんじゃ。

この島も元はそんな島の一つじゃった。
まあ。正確には日露戦争勃発前じゃったようじゃがの。

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ほぅれ、この写真は往時の遺構じゃ。
日露戦争の時には、ここで軍人共がプルプルと
震えておったんかのうと思うと浪漫を感じるのう。


時はたち、昭和に至りこの島は毒ガスの製造所となったようじゃ。
昔は都心部でやっておったそうじゃが、
震災が起こってからは近場はイカンと、ここに持ってきたそうじゃ。
そこにあった資料によるとの、この島では毒ガスの封入を行っておったそうじゃぞ。
東京で開発された数式が、ここで実際の化学物質となる。
封入後はワシが行った九州の廃墟、川南造船所などで実戦配備をされたそうじゃ。
ううむ、歴史はめぐっておるのう。

ではワシらも、巡るとするかの。

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毒ガス部隊のお見送りじゃ。

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この島は、うさぎの聖地でもあっての、
犬がおらんから大繁殖したそうじゃ。
うさぎと廃墟の夢のコラボレーションはなかなかじゃぞ。

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このタンク、真ん中に穴が開いてあっての
覗き込むと下には10~20mの空間があるんじゃ。
そこには細い錆びたはしごが掛かっておって、
降りる≒死を彷彿させるマッドな空間じゃ。
ここに毒ガスを貯めこんでおったのかのう。
毒まみれじゃのう、毒まみれじゃのうwwww


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うっひょぉうううううううううううううううううう
ここに何十メートルという毒ガス的な何かを置いてあったんじゃのう。
毒ガスの保管庫じゃわ。


じゃが、残念ながら、柵まみれであっての。
観光客の99.9%がうさぎ目当ての中、
わしらの存在はまさに現代に復活した大日本帝国軍のようじゃったのう。
信じられんぐらい肩身が狭いんじゃ。

ここで、やれザオリクだの、ジャケ写だの言ってるうちに、
柵の向こうに赤子連れの夫婦がおっての。。。

ワシらは完全に油断しておった。
ワシの発した「うっひょぉうううううううううう」なる奇声も聞かれたかも知れん。
隠れるトコなぞどこにもない。どうするワシ。

窮したワシらは「いやぁ、うさちゃんを追いかけてましてね。」的な顔をしつつ
まるで公道を歩くがごとく柵を乗り越え出ていったんじゃが、
ワシらが出たすぐ後、母御が、赤子を父御に預けて柵を乗り越えたのを見て
この国はまだまだイケルと思ったものじゃ。
まぁ、赤子は泣いておったがの。
たぶん、赤子も入りたかったんじゃろww



無数の戦争遺跡を横目に、ワシらは発電所に着いた。
見た瞬間、潜入じゃい。
だって、青春じゃもの。


P1050291_R.jpg


IMG_0160_R.jpg



さて、この発電所には、とっておきの話が、、、
うむ。。?

おい。どうした、小僧よ。
おおう、眠りおったか。
よい子守唄になったようじゃな。

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2014-05-26 17:13 : 第14凸レポート(広島毒ガス島編) : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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